更年期障害とホルモン分泌の乱れ
更年期障害は、大きく二つに分けると、自律神経に関係する症状と、代謝に関係する症状があります。自律神経に関する症状は、のぼせやほてり、動悸などの初期症状です。代謝に関する症状は、骨粗しょう症や高脂血症(動脈硬化症・高血圧症)などで、少し遅れて出てくる症状と言えるでしょう。
エストロゲンの分泌量が減ってしまうと、脳はそれを補うため、卵胞刺激ホルモンを分泌して、卵巣からエストロゲンを分泌するようにと働きかけます。しかし、卵巣にはその力が残っていません。それで、エストロゲンが減少しているのにもかかわらず、卵胞刺激ホルモンだけが増加するというホルモン分泌のバランスの乱れが生じます。エストロゲンが不足すると多くの障害が出ますが、更年期障害では、エストロゲン作用に直接関係する問題もおこってくるのです。
更年期障害のひとつとして、脳機能の低下があるそうなのですが、女性のアルツハイマー型痴呆症の原因は、エストロゲンの分泌量と関係があるのではないかと考えられているようです。
